理事長所信
Belief
進取果敢

はじめに
1915年にアメリカの小さなまちで発足した青年会議所。わが国では戦後の復興期に、明るい豊かな社会の実現を理想とし、若々しさと情熱に溢れた青年たちによってその第一歩が刻まれました。我がまちにおいても、日本では367番目の会員会議所として認証され、その理念は先輩諸兄の奮闘により連綿と受け継がれ、今や半世紀にも及ぶ歴史となりました。この計り知れない程の沿革の道に、我々が新たな一歩を刻んでいくことに襟を正す思いを禁じえません。
この足跡を振り返るとき、今ではこのまちで誰しもに親しまれている継続事業、現役の我々が少年時代の頃から展開されている青少年育成事業など、その誇り高き轍の数々は、枚挙に暇がないほどであります。この歴史への敬意と、未来を見据える決然とした姿勢をもって、運動に臨むことこそが我々の役割であると確信しております。
折しも高齢化が叫ばれて久しくなり、単に少子化が顕在化するだけでなく、人と人との関わり方が問われています。一方、地方の人口減少に歯止めをかけ、地域の活力の向上を目指すべく地方創生が謳われる現代、このまちにおいてもその潮流は大きく動き始めています。市街地では大規模な区画整理が実施され、市の北部や猪名川町では新名神高速道路が開通予定であることなどから、流入人口の増加も望まれる絶好の機会です。本年こそが、川西青年会議所としても、そして川西市と猪名川町にとっても新たな発展の一歩となるという確信をもとに、この魅力あふれるふるさとを活用した発信に取り組みます。中でも最も身近な家族に対して弛まぬ発信を行い、それを基軸とした広がりが創意工夫の結晶として、愛するふるさとへ新たな活力をもたらします。
50周年について
この地に青年会議所が発足し、本年度で創立50周年を迎えます。これも一重に、ふるさとである川西市と猪名川町と、そこに住まう方々があるからこそです。その大いなる愛と、数えきれないほどのご縁に対し、感謝の気持ちを忘れてはなりません。また、これからの未来においても本年が川西青年会議所の運動の礎となる年度であること、未だ見ぬ後進の運動がより明るい道を歩めることを見据える目が、今を駆け抜ける青年会議所として必要であると考えます。
この結果、自分や自己の事業の発展を糧に生きているのではなく、ふるさととのつながりや絆によって今の自分が育まれてきたこと、今を生きる中でも、よりよい未来を描くことが青年経済人の使命であることに自覚することができます。
これまでの故郷との“ゆかり”や、今まさに我々が駆け抜けている現在の“つながり”、そしてこのまちの未来への架け橋となる“えにし”、そうした全ての「縁」という視点を胸に築き上げた想いをふるさとへ届けるべく50周年記念式典を開催します。
青少年育成について
未来を見据える上で、青少年の健全育成は欠かせません。このまちの次代を担う子ども達に健全な心と体が育まれることができるよう、青少年育成運動を展開します。
子供たちにとっての健全な心の醸成とは、自分たちの成長が周りの人々に支えられていることに想いを巡らせることができることであります。それに気付くことによって子供たちは成長の過程において、更なる向上心を掴むことができます。心身両面の育成を見据え、子ども達の明るい未来へつながる機会を創出します。
第50回ブロック大会川西大会について
第50回兵庫ブロック大会はこの川西の地にて開催されます。第34回会員大会に続き、2度目の開催となる本年、我々の運動は再び兵庫県の各地へとひろがりを得ることができます。開催地として弛まぬ力を注ぎ続けることで、雨上がりに架かる虹のように、県内各地に沿ったそれぞれの彩りが開催地である川西市へと集まり、各地の魅力の結集とひろがりが、兵庫全体をつなぐ架け橋となる大会を実現します。この結果、訪れる多くの方々が愛するふるさとの魅力に触れていただくことが叶います。訪れた方々が、各地でその体験を語ることができるような大会を執り行うことで、このまちの魅力は伝播され、更なる発展を実現します。
組織について
少壮気鋭な組織としての存在感を確固たるものにすべく、メンバーにとっても本年はその資質を十分に伸ばす機会となります。この千載一遇の好機に、自ら決断と行動を重ねることこそが青年会議所会員としての本懐と考えます。議論には決して妥協を挟まず、高みを目指すための喧々諤々たる議論の応酬と、品格を伴った迅速果敢な行動の積み重ねによって、より実りある事業へと昇華を遂げるからです。
今、このまちに必要なものは何であるか、メンバー自らが思い描く理想と、我執に陥ることなき多角的な視野のもと、あくなき追求を繰り返しながら、積極的に運動に取り組みます。
また、運動の効果を広げるには、今後も新たな同士が加わることが欠かせません。この地にも精力的に事業に勤しむ青年が数多く活躍しています。その彼らに、愛するふるさとのまちづくりの大切さ、そしてその担い手の役割が自らにあることを説き、共に歩むべく我々の運動の発信を更に強化します。「我こそは」という青年経済人の力を集めてこそ、我々の運動の波及効果を更に大きくすることができるのです。まだ見ぬ同士が、この団体が魅力ある仲間で溢れていると感じられるよう、自ら進んで積極的にことを成し、強い意志と決断力をもって、邁進いたします。
おわりに
現代社会が抱える問題点に目を向けねば、どれほどの情熱を持った運動も水泡に帰すものであることを忘れてはなりません。時代は「飽食の時代」から「格差社会の時代」へと移りゆこうとしています。物理的に豊かな暮らしを保つことすら危ぶまれる現代に求められる運動や経済活動とは、「公」と「私」の両面が満たされるものであると考えます。
一見、この両立は無謀とも矛盾するとも考えられますが、「経済」の語源が「経世済民」、すなわち「世を経(おさ)めて民を済(すく)う」にあることに目を向けることで見えてくる道があります。それは、本来の意味での経済活動とは「世のため人のためが自分のため」であり、青年会議所が目指す明るく豊かな社会の実現と、本質的に同義であるということです。つまり、メンバーが運動に全力で臨み、まちづくりという道を経ることによって自己の修練と公の利益の双方をつかむことができるのです。
そして、これまで先輩方が積み重ねてこられたまちづくり運動への謙虚な想い、この節目だからこそ見据えられる未来へと馳せる想い、過去と未来の結実点に自らが置かれていることの想い、この3つの想いを一人ひとりが心の内に刻み、進取果敢に駆け抜けろ!
【事業方針】
1、地域との縁を深める50周年式典および事業の運営
2、青少年の健全な育成
3、地域に対し抱く心持を発信する事業の運営
4、第50回ブロック大会川西大会の主管
5、妥協なき議論と活力溢れる組織運営
6、組織の結束強化、仲間との新たな出会い
一般社団法人 川西青年会議所 / 〒666-0011 川西市出在家町1番8号 川西市商工会館内 TEL.072-759-6959 FAX.072-759-0920